付属を買いに都内へ

先日、付属を買いに都内へ出かけました。私自身が付属を買いに出るのことは珍しいことなのですが、今回はバックの金具を自分の目で見て質感や取り付けに問題がないかを確認する必要があったのです。

これまでバックも多数作っていますが、手に入りやすい金具ではどうしても質感が一流ブランドと比べると劣って見えるように感じていました。そのため金具を極力使わない、毛皮がメインのデザインになっていました。

そんな思いから、今回はなんとか一流の金具を探したいという思いで出かけました。下調べをしたこともあり、伺った先では思っていたような結果が得られました。場合によっては特注も受けてくれるようで、とにかく仕上がりが素晴らしい。メッキ加工がこれまでの物と全く違います。

価格はそれなりでしたが、商品の販売価格からいえば質感のいいものを使わなければ作る意味がないと思っていますので、ひとつ大きな問題が解決したような気がします。

メッキも一個から対応してくれますし、海外ブランドの金具の受注も受けているようで、仕上がりに安心感があります。残念ながら金属を曲げる職人さんがいなくなってしまい、一部は対応できないものもあるらしい。

技術者が育たないのか、それとも育てるだけの仕事量が国内では確保できないのか、具体的なことは解りませんが。。。毛皮の業界も同じように、若い世代が育たないという難しい問題をかかえています。

ものづくりの力が失われないように努力し、この金具の質感に毛皮が引けを取らないバックを作りたいと思います。

訪問先から帰る途中では、最近話題のスカイツリーが見えました。納得できる付属が手に入った後、晴れた空の下の大きなスカイツリーを見て、新作のバッグつくりへのやる気が湧いてきました。

長澤

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