先日でやっと、昨年末納期の商品が仕上がりました。もう、まるまるひと月間ブログから遠ざかってしまいましたので、何から書いていいか解らない状態です。書けないときは、あれも書こうこれも書こうと思っていましたが、終わったとたん、ちからが抜けてしまっていて何から書いていこうか分からない状態です。しかし、これで今期が終わったわけではなく、昨年の納めが遅れながら終わっただけで、一月納めのものがまだ、狂ったようにあり、また仕切りなおしをして始めようと思います。
今年初めてのブログにふさわしい記事かどうかわかりませんが、今日は、昨年末に買ったコンピュータ(ワークステーション)について書いてみます。
パソコンはこれまでもたくさん買ってきましたが自分のディスクで使っているのはスペースの関係で、島精機のSDS-ONEしか置いていません。この島精機のPCについてもいずれ別に書きますが、NTから2000にOSを入れ替え、それに伴って一度本体も入れ替えましたが、その後は2000をXPに入れ替えメモリを2から4ギガに増設してます。
CPUがペンティアム4の3GHzで、グラフィックボードも当時としてはそれほど悪いものではなかったのでしょうが、今は何をやるにしても、最悪のPCです。タブレッットでペン入力するのですが、CADなどではメニューをクリックして作業に移る手のほうがはるかに早く、都度、メニューが変わるのを待ちながらの作業が続きます。
まぁ、CADやCGはこれでやるしかないとしても、一般のエクセル等のファイルを開く時間の遅さはどうにも我慢がなりません。島精機の専用機も以前は、マックと同じように独自の画像メモリやCPUをもち、当時としては他を圧倒的に引き離すような、いわゆるワークステーションと呼ぶにふさわしい内容でした。
しかし、おそらく今はすべてインテルやOEMの基盤で作られて他のメーカーのPCと比べても大きく変わるものではないような気がします。にもかかわらず、本体のアップグレードを一切受け付けず、5年以上も前のPCの機能をおしつけているというのが実態で、本体とソフトで500万もしたものを生かしきれていない気がしてなりません。
そんな訳で、CADやグラフィックは別にして普段のエクセル等の処理だけでも早くしたいと思いPCを探していました。そんな中で見つけたのがHP(ヒューレットパッカード)社のZ1というオールインワンタイプのワークスステーションでした。昔でいえば、CPUのXEON(ジーオン)等は、50万クラスのワークステーションに付いていたもので、高値の花でしたが、今はこの25万クラスのワークステーションにも付いています。
その性能は、エクセルのかなり容量の大きなファイルで、島精機のPCで開くと20秒もかかるものが、ほぼ2~3秒で開くます。一般のファイルなら1秒ちょっとくらいでほとんどのファイルが開き、この差に驚かされました。おそらく、メモリが最新の相当高い能力を持ったものが搭載されているのでしょうが、それにしても早いです。
こうなると、もう島精機の古いPCはコンピュータとは言えない気がしてきます。
私が、このワークステーションを買った動機は、やはり、通常のファイルを開くのに、PCの前でクリックしてから10秒も20秒も待たされるのは耐えられなかったからです。コピー機のときもそうですが、わずか10秒では何もすることができず、都度、次のことをやるのに時間を分断される気がして、とてもストレスがたまっていました。
私たちのような作業は、途中で時間を細切れにされると極端に効率が悪くなります。PCを扱うときもクリックして1秒で開いてくれるくらいが理想です。そうすれば、無駄に待つことなく次の作業に移れます。
このZ1はモニター一体型なのでスペースもとても無駄にならず、音もPC内蔵のわりにはとてもよい音がします。そして、ワークステーションを選んだもうひとつの理由は、安定感です。一般のPCと比べるとほとんどフリーズはしません。CADやグラフィック、動画処理等を目的として作られており、そう簡単にはフリーズしないのが特徴です。
買ってひと月経ちますが、まだ一度もフリーズしておらず、さすがに一般のPCと比べ、パーツの精度や組み合わせが良く検証されているようです。
このZ1はOSもウインドウズ8ではなく7を使っており、発売されてから検証がじっくりされているひと世代前のOSを使うという一般的なワークステーションの考え方が生かされています。当初64ビットということもあり、古いソフトは使えないのかと思っておりましたが、以外に使えないものがないという結果でした。ただし、古いプリンタ等はドライバが64ビット対応のものがなく使えないようです。
それからウインドウズ7の感想はマックに似てきたようなきがしました。ハードはマックがウインドウズ寄りになってきていますが。それでも、マックのデザインにはまったく追いつけていないように私は感じますが。写真を載せますので一度、比べてみてください。モニターの大きさがあまりにも違い、島精機の古いPCがノートブックのように見えます。
長澤