インスタグラムでよくある毛皮技術者が陥る罠

よく、インスタグラムなどで技術者が例えばカットやミシンワークでより早く作業をして他人よりも優れた自分を見せつけようとスピーディーな作業をしている動画がたくさんあります。

不思議ですが、ヨーロッパ系の技術者にはときどきありますが、基本的には速さを自慢するような動画はほとんどないのです。

私も作業が遅い方ではないですが、中国の技術者の速さとは違います。中国のひとたちの速さと正確さと美しさが一致すればよいのですが、なかなかそうはいきません。

いつか、中国の方たちがスピードではなく仕上がりの正確さや仕上がりの美しさに注目し出したら、かなり危険だろうなと感じます。しかし、今のところ国民性なのかわかりませんが、私と同じ考えにはなりそうもないのです。韓国のアカウントさんも同じようにスピードを競うような場面がありますね。

できるだけ原皮を少なく使ってどこよりも早く作り安く売る。

大事なことかもしれないんです。でも、ちょっと待ってください。毛皮ってそんなアイテムですか?

工業製品のように、より一律に作れて安くたくさん作れるところが良いとされますか?

正解は私は解りませんが、それが正解でないということだけは解ります。

もちろん、オリンピックとかがあるように、より早くつくることは大事かもしれませんが、より美しく作るということも採点の基準になっていますね。

ファーの魅力を知らない人、新しいファンの人達にも感じてもらえるような作品作りも速さとともに大事なことです。

今日は、怒られそうなことを書きました💦 でも真実にかなり近いですよ。

長澤祐一

正しい仕事(鞣し)をしても、川下の勉強不足で、正しい仕事が出来ない辛さ

今日のタイトルは長いですね。そして業界関係者には怒られるかもしれません。

私はよく鞣し屋さんと毛皮の皮の仕上がり具合について意見交換したり、実際に鞣しを依頼するときに、こんな風にしてほしいとお願いすることがあります。その理由は製品の仕上がりに大きく影響するからです。

鞣しで大事なことは毛根を切らずにより薄く鋤いてもらうことです。しかし、業者さんにとってはそのこと以上に大事なことがあります。原皮価格がサイズで決定しますので、より長さが出るように鞣して欲しいのです。もちろんすべての業者さんがそうではないかもしれません。

しかし、そのことと鞣しの最高条件とは異なるのです。私は鞣し上がった毛皮の皮を回転アイロンという大きな機械のアイロン部分に紙やすりのようなものをつけて仕上がった皮を毛根を切らないようにしながら鋤きます。もちろん失敗も散々しました。原皮をダメにすることなどしょっちゅうだったのです。

その時に感じたのは原皮を縦に引いて鋤くと、皮の繊維は縦に集中して繊維が固くなり鋤ずらいのです。

原皮価格を上げようとして縦に引いて鞣しをするとサイズはアップしますが、皮は薄くなりにくいのです。ならないとはいいませんがなりにくいのは事実です。

じゃあ、最大限薄く鋤いてから縦にひけば良いだろうとも考えられますが、作業工程は微妙で手順が少し変わるだけで手間が大きく変わります。ですから、口で言うほど簡単じゃないはずです。

私が頼んでいるところはホントに優秀な技術者さんです。私の話もしっかりと理解してくれます。そして再鞣しでは私の思うような鋤き方と脂の量にドライクリーニングで調整してくれます。技術者でも何度言っても理解できない人もいるのです。

ところがです。私が良いと思う方法や仕上がり方法で他の依頼者のものを仕上げるとクレームが来るというのです。脂の量を減らし軽く柔らかく仕上げても、その後の職人による作業中の水加減で硬くなったりします。

この話を聴いたときにはさすがに国内加工のレベルが低いなとがっかりしました。生意気いいますが、仕上がった私の商品とその職人さんの仕上げた商品を比べてみればわかるはずです。

ここに今日の一番言いたい、仕事を受ける立場からすると、どんなにそれはおかしいだろうと思っても、お金をもらう人のいうことを聞かざる得ないのです。どういう立場のひとがそれにあたるかは支障があるのでいいませんが、せっかく鞣し屋さんに技術があっても、その技術を最大限に活かせないという、川下のレベルが低いことで川上にある技術が生かしきれずに、結果、国内毛皮製品のレベルが上がらないという結果になり、世界中の、例えば中国にさえも圧倒的に負けてしまうという結果になってしまうのです。

しかし、何十年も同じ発想と方法で仕事をしている川下関連の業者さんの大半は変わることは難しいと感じます。自分が新しい、よりベストなものを求めない限り進化・進歩などありません。他人が教えてなどくれませんから。

もちろん、川下だけじゃありません。川上にいても技術を最終的な仕上がりに合わせて磨かなければ意味がなく、そのために仕上がった商品を見る必要があるのです。

毛皮の場合には、クロム鞣しでないかぎり10年単位では必ず皮の劣化と向き合わないといけないのです。湿気を吸収しやすい皮質としにくい皮質があるのです。

しかし、中間の加工屋さんにはそんなことは、まったく関係なく、商品として形になればよいのです。

そこがいつも難しいと感じます。 

最後はテーマから少しずれましたが、毛皮加工で向き合わないといけないことは作ることだけではないのです。綺麗に作るためにどうするのか?劣化しないためにどうするのか?を常に考えなければならないことがたくさんあります。

それが出来ていないと、業者であれば、自分の在庫が年々劣化していき、顧客に対してどこかで嘘をつくことになってしまうのです。何もしないことが嘘をつくということになりかねないのが、この毛皮という素材なのです。いつも悩みます。

煌びやかな世界と、その裏側にある難しい管理の問題でずっと悩みます。

長澤祐一

毛皮の劣化の意味と保管 最終稿

私がブログを開始して13年間、ずっと書き続けてきた毛皮の保管と毛皮の劣化について、やっと最終的な(現段階でですが)記載ができるようになりました。

私が保管で湿気を徹底して嫌う理由を下記に記載します。

興味のある方は読んてみてください。ただし、私は化学がまったくわかりませんので化学式のようなものはわかりません。間違いがあったらすみません。ただ、大まかな劣化の流れは間違っていないはずです。

簡単に説明すると 毛皮は通常、ミョウバン鞣しという手法で鞣されます。海外では同じことを指すかは不明ですがドレッシングと言います。衣服のように柔らかく仕上げるという意味らしいのです。

まず簡単に劣化の流れを書いてみます。

ミョウバン鞣しで使うカリウムミョウバンのなかにSO4硫酸イオン(硫酸根)というのかあるといわれます。

このカリウムミョウバンの段階では硫酸の性質はないと言われています。ところが、毛皮の皮が湿気を吸ったり濡れたりするとアルミニュウムカリウム(硫酸カリウムアルミニウム(ミョウバン))が一部解けてイオン化します(イオン化の詳細は省きます)。

このように湿ったり濡れたりしてイオン化したときにSO42マイナスというイオンがでます。このイオンだけでは硫酸として機能しません。

しかし、吸い込んだ水から、ほんの一部が微量な量の 水素イオン「H+」とOH-(水酸化物イオン)に分かれるのがごく一部あり、それがイオン化します。水素イオン「H+」と、このSO42マイナス硫酸イオンが両方存在するとh2SO4、ようするに硫酸になります。

この量はほんとに微量なのですが、毛皮の長期に保管状態の悪さが重なることで、少しずつ増えて、さらにそれが乾燥することで濃縮されて、濃い硫酸になり、それが皮の組織を痛める原因となります。

もともと鞣しとは、詳しくは書けませんが、アミノ酸とアミノ酸の間にアルミが入って組織をつないでいるらしいのです。その過剰結合にって生皮でないという、いわゆる鞣されたという状態になり、生皮が安定した状態になります。

今回のテーマの毛皮の皮の劣化とは、その過剰結合を硫酸によって切られてしまった状態のことを言います。

そのことで本来であれば皮を指で引っ張ったりすると伸びる皮本来の伸びる性質をなくし、紙またはボール紙のようになってしまうという状態になるのです。

劣化が進む条件としては、温度が高い、湿度が高い、例えば梅雨の時期などは最も危険です。諸外国で言えば、砂漠のような地域では劣化はしないと言えます。

私が、これまで散々湿気が湿気が、、と毛皮の保管のことで書いてきた意味がここにあります。

湿気が直接劣化を促進させる訳ではないのですが、湿気が入り、それが乾いて、また湿気が入るというように湿気が出入りを繰り返すことで、硫酸が蓄積していき皮の繊維結合を切ることになり劣化という症状がでます。

そのために、湿気を呼び込みやすい鞣し時に入る脂を極力鞣し屋さんに依頼して取り除いたり、自分でも使用制限のない弱めの有機溶剤とオガを混ぜてドラムに長時間かけてゆっくり脂を抜く作業をしたりとこだわってきたのです。

皮から不必要な脂を抜くことで湿気を吸収しにくい皮の性質にして、保管時に空気中の湿気が入らないようにしたりするのです。

しかし、着用する以上空気に触れないようにすることは出来ません。極力、長期間空気の出入りと出入りの回数を制限するしかないのです。乾燥している冬場は問題ないと考えていますが、梅雨から夏にかけては毛皮にとっては危険な時期になりますので、その時だけでも適切な保管方法があればと考えてきました。

最終的にどうしようと考えた結果、市販の圧縮袋で、空気を抜かずに保管するという方法です。意地悪な意見があるとすれば、袋に入ってる空気を抜かなければと反論がでそうですが、実際に袋に入る空気の中に入っている湿気の量は、おそらく微量で、その空気の量で毛皮が突然劣化するとは考えにくく、袋に入っている湿気は真夏時でも、一度毛皮コートを入れたら湿度は変わらないことは実験済です。ですから、できるだけ湿度の少ない時期にパックに入れる方がパックの中の湿度は低くなるということです。

今は、これが一番ベターな方法だと考えています。パックから空気を抜いてしまうと、毛皮コートがぺしゃんこになり、着用時に毛や皮が戻るまでに時間がかかり、毛の癖をとったりする必要がでます。このブログにもたくさんの方が、毛皮の毛癖直しで検索で入って来られます。それくらいお客様にとっては、シーズン直前の毛癖取は重要な問題なのです。

ですから、私はパックの空気を抜く必要はないと考えています。仮にこの方法で劣化が起きたとしたら、すでにお持ちの毛皮の劣化が進んでしまっていたということです。

是非一度上に書いた方法を試してみてください。すでに劣化しているものは劣化の症状が出るかもしれませんが、私が提案した方法で劣化がさらに進むことはないはずです。

不安な方は、いつでもお問い合わせくださいませ。

長澤祐一

最後に一番劣化しないようにするには、クロム鞣しをしてしまうことです。クロム鞣しをするということは、アルミで結合したドレッシングのように簡単に結合を切られてしまうことがないのです。但しドレッシングよりも少しだけ硬さがでたり、毛にクロム汚染によってグレーっぽい青味がつきます。真っ白のような原皮は少し目立つのと、クロムによる硬さやコストが高くつくなどの問題がでますので、すべての素材に適応するわけでもないのです。

但し、本来のドレッシングが一般のミンクなどと比べ脂が多めのため劣化しやすいチンチラには有効だったりします。もちろんコスト高にはなりますが、お客様のことを考えればするべきだろうと考えています。

ですから、当社では湿気を吸いやすい鞣しのチンチラなどはクロム鞣しをしているのです。

毛皮の劣化を防ぐ 食塩水(3%)を使う その効果とは、

劣化に関する最新記事をアップ致しました。是非見てください。https://www.passione.co.jp/blog/%e6%af%9b%e7%9a%ae%e3%81%ae%e6%ad%a3%e3%81%97%e3%81%84%e4%bf%9d%e7%ae%a1%e6%96%b9%e6%b3%95%e3%81%a8%e5%8a%a3%e5%8c%96%e3%81%ae%e6%84%8f%e5%91%b3/

今日は、劣化を防ぐ方法の一つとしてプロの間で使われている食塩水について書いてみます。

鞣し加工時に食塩水が使われているのはプロの間では当たり前のこととして言われています。

私も何度か劣化を防ぐための処置として加工段階で食塩水を使ったことがありますが、結果はあまりよくありませんでした。やはり、鞣し加工の初期の段階で使うのはよしとして、それ以外の段階で食塩水を使うのはダメだろうなと感じています。

その理由は、加工段階で食塩水を使うと理由はわかりませんが、塩分を含んだ皮が空気中の水分を吸収しやすくなるのです。

そのため皮がわずかですが重くなったような気もして湿気のせいで皮の柔らかさも少しなくなるように感じるのです。

毛皮の皮にとっても水分は、ある意味大敵なのです。水分が含まれると皮がなぜか硬化し、あくまで私の感覚ですが酸化が進むような気がします。これが劣化につながると想像しています。もちろん根拠などありませんが、長い間、毛皮の皮を見てきて出てきた私独自の結論です。

よく、毛皮を洗剤入りで水につけて洗うというような記事がありますね。ウォータークリーニングとかいう解説でYouTube等でときどき見かけますが、辛うじて悲惨にならない理由は、たまたまフォックス等の襟巻で毛皮の皮まで水が浸み込まないで済んだか、たまたま毛皮マフラーが染色してありクロム鞣しという水が浸み込んでも良い状態であったからという理由でウォータークリーニングができると間違った解説がしてあるものが多いので気を付けてください。はっきりいってYouTubeでの毛皮の記載は、ビュー数を稼ごうとするためのインパクトを狙ったものが多すぎるのです。

毛皮にはもともと水を跳ね返す力があり、簡単には水が浸透しません。そのため例えば毛糸を染色するときに浸透剤を使って水を浸み込ませますが毛皮も同じで簡単に水が浸み込みません。

ごめんなさい。最後は劣化とは関係のないところに行きましたが、まとめると湿気は劣化に大きく影響し、鞣し時に良いとされる塩分も最終的な加工時点、または仕上がり時点では入らないほうが良いと感じます。

長澤 祐一

毛皮のご自宅での簡易的な保管

劣化に関する最新記事をアップ致しました。是非見てください。https://www.passione.co.jp/blog/%e6%af%9b%e7%9a%ae%e3%81%ae%e6%ad%a3%e3%81%97%e3%81%84%e4%bf%9d%e7%ae%a1%e6%96%b9%e6%b3%95%e3%81%a8%e5%8a%a3%e5%8c%96%e3%81%ae%e6%84%8f%e5%91%b3/

今日、毛皮コートの肩焼け直しとクリーニングでご来店を頂きました。お客様、ありがとうございました。

このブログをたくさん読んでいただいているようでとても嬉しかったです。

数年前から、試みていることがあります。毛皮の保管についてです。

今日のお客様の問題の肩焼けやクリーニングも本来、適切な最低限の保管方法でされていれば必要のない処置なのかもしれません。

よくこのブログでクリーニングのことでお悩みのお客様がいらっしゃいます。

しかしです。そもそもの保管がダメなんだろうなと思うケースがほとんどです。

毛皮は水洗いは出来ません。ドライクリーニングも基本ダメです。

ドライ = 有機溶剤 ですが、プロが使う有機溶剤は毛皮には強すぎます。私は有機溶剤を使ってクリーニングもしますが、オガ屑に混ぜて使いますので強さは軽減されます。

ドライクリーニングだと毛皮の皮に含む脂分がすべて抜けてしまいます。

普通のプロの間では、毛皮には適度な脂分が必要ですとよく言われますが、巷にあるクリーニング屋さんのホームページ等にある記載されている適度な?は私の意見では脂分が強すぎるのです。綺麗!と思わず言わせることもできない業者のいうことなど充てになりません。ごめんなさい。

皮に脂分が強すぎると空気中の湿気をスポンジのように吸収し、その水が皮のなかで酸化します。そうすると、当然ですが皮も酸化して少しずつ匂いも発生します。

 ご家庭での保管方法をお勧めすることで業者さんの仕事を奪うわけではないですが、業者さんのクリーニング・保管などで、これはいいな!ここはちゃんと毛皮を知っているな!と思う記載をしているところ、ほぼありません。

毛皮の本来の魅力を引き出すことを知らないと、結局、どんな薬品を使ってもどんな機械を使ってもクリーニングは出来ないのです。

話それました。ご自宅での保管の話に戻ります。ここ数年試しているものがあります。以前、脱酸素剤を使ったパックがありました。最近は掃除機等で空気を抜く衣類の保管パックがありますが、このパックを使って原皮や商品を夏場の湿度の高い時期に保管をしています。

結果はかなり良いです。パックの中に毛皮を入れて、その中に湿度・温度計を入れて保管してみました。

温度は室内の温度に影響を受けますが、湿度は一度パックをして掃除機で空気を抜くと、湿度変化はまったく起こらないのです。

それはどういうことを意味するかというと、空気が出入りしないことで、割りに安定した状態をキープできるのだということが証明できます。どこかで書きましたが、空気が何度も出入りすることで、その都度新しい湿気が入り、その都度酸化が進むと想像ができます。

しかし、保管パックに入れて一度空気を抜くと、その湿気の出入りは一旦遮断され、そこで極端な酸化の進行は止まるという仮説が出来るのです。

ひとつ問題があるとすれば、空気を抜くとコートがぺしゃんこになり毛や皮に癖がつきます。

ただし、これは着用前やシーズン直前にパックから出して新しい空気に触れると自然に風合いは戻ります。

私の経験だと、パックから空気を抜かなくとも、一度パックに入ると湿度はまったく変化しないことがテストしてわかりましたので、空気を抜かなくても、ご自宅保管ということを考えればかなり有効だと感じるのです。

もちろん、私が保証をすることはできませんが、特にこれといって、ご自分での保管方法が見当たらない方は一度試しても良いと思います。

ご自宅保管で一番悪いのは、極悪環境で長期にわたって何年も保管することです。

今はご自宅に空気清浄機やエアコンのついた大き目なクローゼットをお持ちの方もいらっしゃいますが、一度でも着用したコートやジャケット等と一緒に保管したら必ず匂い等がつき、さらに、どうしても奥に行きがちな毛皮コートは湿気がたまりやすく、どんなに豪華なクローゼットでも私なら安心できません。

クローゼットの端から端まで同じ温度・湿度なら問題はありませんが、それはどんなに豪華なクローゼットでも無理です。そのため出来れば、毛皮と他の衣類との間隔を十分に開ける工夫が必要です。 それが無理なら掃除機で空気を抜き取るタイプのパックを使い、空気を入れたままの保管をお勧めします。毛皮に癖がつかない程度に空気を抜き、その状態で保管が一番望ましいと考えます。

20年在籍していた百貨店時代にもいろんな劣化等の問題を抱えましたが、例えば大き目の保管倉庫で保管していても、エアコンの吹き出し口が例えば天井にあった場合などだと、二段掛けしてある上のコートの肩に吹き出し口から出る湿気を含んだ空気が肩にあたり、他の部分より早く劣化したりと、一見万全のような保管倉庫でも、まったく安心できないという経験がありました。

そういう意味では、単独の保管パックで密封状態での保管は、私は有効だと感じます。

但し、保管パックの使いまわしはやめてください。毎年新しいものに替える必要はないとおもいますが、使いまわしすると、匂はカビが移る可能性がゼロではありません。一つの保管袋に対してひとつの毛皮をいれてください。

今日は、なんかダラダラと書きたいように書きましたが、業者の意味不明なクリーニングや保管に依頼するよりも効果的な保管ができるかと思います。

業者さんを否定して悪いですが、毛皮の匂いでひとつ大きなものはカビの匂いです。香水やショウノウのようなものも多いですが、以外に気が付かないのがカビの匂いです。

カビは通常のクリーニングでは絶対に落ちませんから。落ちた気がしてるだけです。カビは皮自体に生えます。通常のクリーニングは毛の表面しか洗えません。そして、仕上がったと言われる毛皮コートを何百着も一カ所で保管します。当然ですが、カビ、匂い等が移るリスクは高いのです。

そう考えると、ご自宅保管も決して悪くないと最近考えています。もちろん、理にかなった状態でですが。

それと、最後にもう一つですが、空気を抜けるタイプの密封タイプの袋に入れるときにハンガーにかけたコートの上に黒やその他の光を多少でも遮断できる薄い生地、例えば大き目のスカーフ等を掛けてもらうと、当然ですが色焼けしにくいです。ただし、未使用またはクリーニングしてあるものに限ります。一度使ったスカーフなどは香水がつきます。これだけは厳禁です。この状態で保管するとかなりレベルの高い保管ができます。一度試してみてください。

長澤祐一

チンチラ 劣化 その2

劣化に関する最新記事をアップ致しました。是非見てください。https://www.passione.co.jp/blog/%e6%af%9b%e7%9a%ae%e3%81%ae%e6%ad%a3%e3%81%97%e3%81%84%e4%bf%9d%e7%ae%a1%e6%96%b9%e6%b3%95%e3%81%a8%e5%8a%a3%e5%8c%96%e3%81%ae%e6%84%8f%e5%91%b3/

このブログでも劣化についてはたくさん書いてきていますが、一般的な毛皮素材のなかで一番多いのがチンチラだと思います。

ヌートリアも劣化しやすいですがチンチラほど素材として一般的ではありませんのでチンチラについて、再度違う視点で書いてみます。

昨年、ナンタケットバスケットのトリミングを作ろうと思って、友人の知り合いの方からナンタケットバスケットと別売されているファートリミングをお借りしました。

販売したメーカーは有名なところで、フローラル・・・・ というところです。

チンチラは毛が3cほどあるので分かりにくいのですが、接ぎ目で5個所以上破れていました。ということは半分の接ぎ目が切れていたということです。

以前、ブログのどこかで記載していますが、チンチラでもクロム鞣しや薄い芯を貼れば簡単に切れることはありません。

今回のチンチラトリムははっきり言って論外というほど酷い作りでした。

元々チンチラは弱い素材ですが、それにしてもそうそう切れるものではありません。しかし、今回のものは半分の接ぎ目が切れてしまっていました。チンチラの皮が劣化してしまっていることと、補強の芯がまったく形だけで効いてないことが原因です。

さらに、正しい作り方などないのですが、それでも、ドラムという機械(乾燥機のようなもの)にかけて柔らかくしてから綿や裏地をつけるという作業をしていれば、多少の使用で切れることはありません。

お買いになられて、想像ですが仮に6年くらい経っていたとしても、こんなに簡単に縫い目のところで切れることはないのです。

あるとすれば、古い材料を使ったために加工する前から原皮が劣化していて、それを感じて知っていながら作成してしまったというような場合でしょう。このチンチラトリミングを修理するときに中を開きましたが、既に部分劣化ではなく皮全体が劣化していて接着芯はほとんど剥がれてしまっていました。

こうなるとどんなに慎重に作業をしても紙を縫い針で縫うようなもので、針穴からさらに切れてしまいます。

本来、作り手が気が付くはずですが、経験が不足していたり、高額なチンチラ素材を無駄にしたくないということで、無理に仕上げてしまうというようなことが起こりがちなのです。

そんなことでチンチラは弱い、というイメージがついてしまいます。

しかし、正しい扱い方をすればそれほど弱いという素材ではありません。もちろん、強い力には弱いですが劣化したチンチラとはまったく違います。

少し補足しますが、チンチラがもともと切れやすい弱い素材というイメージからか一般的なチンチラの鞣しは脂分が多く含まれているのです。一見、その方が柔らかく感じます。

しかし、この脂分が空気中の水分を吸収してしまい、皮に含まれてしまった水分が酸化して劣化するように感じます。

しかし、唯一デンマーク産のチンチラだけは皮の表面がカサカサして乾いていて、私の見解では逆に劣化しにくいと感じます。デンマーク産以外のものは時々ですが、仕入れたバンドルの状態で劣化しているチンチラがあります。

それくらい、チンチラは毛も繊細ですが、皮も繊細なのです。

お客様のためにできることというと、クロム鞣しをして劣化を少しでも止めることですが、それでもパーフェクトではありません。しかし、やらないよりは圧倒的に良いのです。

しかし、染色ではクロム鞣しは必然的にやりますが、ナチュラルな色ではコストをかけてやることはなく、そのクロム鞣しの重要性を知ってやっているところは、国内ではわたしのところと、ふぉく、、、ー  さんだけです。

ひとつ解説しますが、染色したものは染色のために耐熱処理のクロム鞣しが施されているという意味ですが、毛皮の染色は60度くらいのお湯につけて染色をしますので、通常の皮だと、縮んでしまい固くなって使い物にならなくなります。そのために耐熱処理をクロム鞣しという加工でしています。

これが、劣化防止の効果も生んでいるのです。

今日はチンチラの劣化に特化して記載しましたが、次回は、劣化そのものについて記載してみます。

長澤祐一

ロシアンセーブル ヘビーシルバリーの私の評価

今日はロシアンセーブルのヘビーシルバリーについて書いてみます。

以前、一度このヘビーシルバリーについては記載したことがありますが、https://www.passione.co.jp/blog/%e3%83%ad%e3%82%b7%e3%82%a2%e3%83%b3%e3%82%bb%e3%83%bc%e3%83%96%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%98%e3%83%93%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%ab%e3%83%90%e3%83%aa%e3%83%bc/

このヘビーシルバリーという種類について、今日は別の角度からお伝えいたします。

三越毛皮サロンをコロナで辞める直前にインスタグラムを始め、最初は当然ですがフォロワーも少なく、友人やお客様に声をかけることもなく始めたためフォロワーになってくれるのは海外の毛皮業者や毛皮マニアがほとんどでした。

そんな中に、ロシアの技術者や原皮業者もたくさんいて、その原皮業者のなかにロシアですので当然ですがロシアンセーブルを扱っているところがたくさんありました。話長くなりましたが、この業者のなかでセーブル原皮を投稿してくるところがあり、その原皮の凄さに驚いたのです。

今日お話しするのは、この業者のロシアンセーブルヘビーシルバリーについてです。

その業者の投稿がこれです。https://www.instagram.com/sable_silvery_5/  白い差し毛が真っ白で原皮全体を埋め尽くすようなヘビーシルバリーです。私もたくさんのヘビーシルバリーをみていますがこんな原皮を実際に見たことはありません。この業者のなかでもすべてではありませんが、一枚だけありました。

正直これは、自分も最高のランクを買っていると自負していたのですが、驚きました。国内にはこのレベルは絶対入ってきませんから。

写真をみてもらうと解ります。リンクを貼っておきますので、是非みてください。残念なのは原皮の一部しか写っていなく本来の原皮がどうかはわかりません。

ここで、ひとつ私の意見を言います。最初、その差し毛の白さと多さに驚いたのですが、時間が経つと、そのセーブルは何か人工的に見えてしまうことに気づきました。 あまりにも刺し毛が白く均一過ぎて、ひとつ間違うと人工的に作られたフェイクファーにも見えてしまうのです。下に私のブログで紹介したヘビーシルバリーの画像も下に載せますので比較してみてください。もう、ここは好みでしかないのですが💦

なんとなく、人工的に見えるほどのヘビーシルバリーがよいのか?それとも私の画像のヘビーシルバリーが立体感があって良いと思うかは好みになります。 サイトには何種類もの投稿がありますが、上に張り付けた画像が一番ヘビーシルバリーという意味では凄いです。もちろん、写真の撮り方でも大きく多少差がでますが、押しなべてこの原皮屋さんのものは凄いです。 私のものと似ている画像もありますね。とにかくヘビーシルバリーという種類だけを載せているのはこのロシアの原皮屋さんだけです。 これほどの凄いヘビーシルバリーを載せていても、原皮本来の魅力を引き出せているかどうかは難しいと感じます。もちろん作りによっても変わりますから。

しかし、最後はいろんな種類を正確に知り見て触って感じてみて、自分の好みかどうかを決めるべきだと思います。

今回、紹介したロシアのヘビーシルバリーは私のなかでは残念ながら一番ではないのです。

決して負け惜しみではありません。この原皮の本質的な魅力が解ることが私の、パショーネの強みですから。

一般的な評価を加味しながらも基本的には私が凄い、綺麗、色香がある、、、と信じたもの、そういう原皮で商品化してきているのがパショーネの今の評価です。もちろん、パショーネを知らないひとがほとんどですが。

シルバリーの量や白さだけでもだめで本体綿毛の色の濃さ、青み、アゴの部分の黄色の量(少ない方がよい)等比較すべきところは一杯あります。

それだけの価値がある素材です。ワインと同じとは言いませんが、それに近いくらい本来は原皮の詳細を知り、製品として仕上がるための技術を知って、初めてその価格の高さの価値を評価でき、ご満足いただけるのだろうと私は考えています。

今日も難しい解説でした。私が書くことが絶対ではありませんが、極力バランスをとり解説しようとこれからも努めたいと思います。最後までありがとうございました。

長澤祐一

追伸、以前ヘチマカラーをインスタグラムに載せたことがあります。そのリンクも載せておきますのでよかったら見てください。https://www.instagram.com/p/CANPyJuJ8nm/

当時、ウクライナでの戦争が始まる前でしたので、ロシアやウクライナの毛皮技術者がコメントをくれています。インスタグラムには翻訳機能もありますので是非読んでみてください。ロシアンセーブルの本場の職人さんからのコメントです。そのコメントのなかで、原皮のマッチングが素晴らしいとありますが、さすがロシアの技術者さんです。原皮をピッタリに合わせるのがいかに難しいかをよくわかっています。そんな目で仕上がりをみてください。

リンクスキャットのベリーという嘘

最近、ファーのなかでも超高額品のリンクスキャットのベリーという記載でフリーマーケットのようなところに出品されています。

ベリーとは、例えばリンクスキャットのような素材でいえば、腹の白い部分のことを指しています。

しかし、白ければいいのかというわけではありません。私たちプロがベリーというには、いくつか条件が付きます。

リンクスキャットの腹の白い部分の斑点模様は規則性があります。本来はこの自然な状態が一番価値があり綺麗です。

ここで、フリーマーケットによく出品されている悪い例を書いてみます。

先に書きましたが、腹の薄い綺麗な腑の部分ではなく皮が少し厚く、ベリーと言われるコートを作ってわずかに残った部分を集めて小さなパーツを中国やギリシャ等で接ぎ合せたようなものを使ってベリーと称して売られている本来のベリーではないものがあります。もちろん、海外の本当のプロは解ります。

しかし、フリーマーケット等で買おうとしていらっしゃるお客様はほとんどが素人の方ですので、そんなことは解りません。現物もベリーはとても、軽いのですが、偽ベリーは実際は重かったりします。

ここに何度も書いていますが、元価格が3000万とかでその1/10なんて偽物か、なにかわけがあるかしかありえないのです。

よく、リンクスキャットの超ロングとかになると、着丈の長さを出すためにレットアウトという加工をします。技術者によって着丈を少しだけ伸ばすためならば、腑の模様が崩れないように腑を避けてカットしてずらすという手法もとる場合がありますが、超ロングコートとなるとそれも難しく、腑をカットしないわけにはいかず、カットして長さを出すしかないのですが、それでも、元々の腑が規則正しのをカットしますので、白い残皮の部分を細かく継ぎ足したものとはまったく別のものなのです。

自分は、その継ぎ足したベリーが悪いとは言っていません。悪いのは本来ベリーとは腹の薄い軽い部分で白いところをベリーと呼んでいるにも関わらず、小さな端切れを集めて作ったプレートから作った決して軽いとは言えないものをベリーと謳い、本当のことを偽って販売することには、それはおかしいだろう、と感じます。フリーマーケットで販売する側も素人ですから、それはしょうがないと思うかもしれませんが、何百万もするものを売るならば、フリーマーケットであっても、売る側がもっと勉強をする必要があると感じます。

リンクスキャットの腹の部分の模様を少しだけ説明しますね。

リンクスキャットの腹の部分は、首の部分は白い毛が広い範囲であり、その周りに茶色い腑がちりばめられています。

そのあごや首の下には、小さな茶色い腑が中心部分に点線を描くように続きます。

最大の特徴は、この中心の点線の横に左右対称に大き目のスポット(腑)が斜めに二個セットで存在し、それをお尻付近まで繰り返します。

最後はお尻というかおなかの最後の部分で白い部分が大きくひろがり、両端に小さな腑が出ます。

ここは腑が小さく皮も厚くなり、はぎ落されカットされた残皮としてよく使われます。

リンクスキャットの腹の部分は基本的にはほぼすべての原皮がこうなっています。

画像が完璧なものがあれば良いのですが天然素材のためないのですが、傾向としては上で解説したようにほとんどのリンクスキャットの腹の模様は出来ています。

上の画像は、リンクスキャットの裏面からみた画像です。

本来は、裏側も真っ白ですが、時々加工するために水に濡らすと、こんな風に腑が浮き出て見えることがあります。

この画像をよく見ると中心に小さめのスポットが真っすぐ並んでいるのが解りますね。

さらにその中心の両脇にほぼ規則正しく腑がならんでいます。

赤〇で囲んである部分です。左側は〇をつけてませんが、完璧な左右対称ではないですが、ほぼ同じように存在します。

そして、その両サイドにはっきりとしたスポットで二個ずつ斜めに出ています。

それ以外にも多少ぼやけた腑が見えますが、基本的には中心部分とその両サイドに斜めに二個ずつ並ぶのが定番の腑です。

下は私のインスタグラムに投稿した画像ですが、上で記載した規則性を意識してみてもらうと、その規則性が確認できます。もちろんすべて同じではないですが、逆にそのばらつきが自然の美として存在しています。

一見ランダムに出ているように見える腑ですが実際には規則的に並んでいます。これを知っていれば、ベリーと言われているその画像が本当かどうかが、おおよそ見当がつくのです。

実際のコートで見るとなかなか見分けるのが難しいですが、上の法則を知っていると多少は騙されにくいかもしれません。

もちろん騙されてもいいと思う人はそれでよいのです。このブログでは難しい毛皮素材のなかで騙されて実際の価格と本来の価値に違いがあり、それを知らずに買ってしまうようなことがないように書いています。

ですから、それっぽいものをそれなりの価格で購入したいというお客様もいらっしゃいますので、それはそれで良いのです。ただ、販売する側が無知なため、または知ってても隠して販売するというようなことで、本当の価値を知らずに買ってしまうようなことがないようにと書いています。 知らずに間違って買ってしまって許せる金額ではありませんから。 長澤

毛皮コートの肩の色焼け料金

こんにちは、今日は数回前に毛皮コートの色焼けのお直しについて料金の結果が出ましたので報告致します。結果が安定したことと、作業時間もほぼ読めるようになりましたので金額を出してみます。

三回ほど前のブログで、肩焼け等の色の修正は、お客様との仕上がりに対する感じ方の違いという不安があり、仕事として受けるにはとても難しいと記載していましたが、処方を何度も見直し、結果の精度が上がりましたので初めて記載します。

金額はもちろんすべて一律ではありませんが、以前はものによってお直し金額に大きな差がありましたが、技術が安定し料金も 18,000円 から25,000円税別くらいの範囲でできるようになりました。

肩焼けの度合いによって多少差がでますが、それは酷い色焼けのときはどうしても手間が増えてしまうのでどうしようもありません。ただ、これまでよりは技術が安定し料金も確定しやすくなったのです。

もし、肩の色焼けが気になるお客様がいらっしゃいましたら一度問い合わせをお願いいたします。

これまでよりも格段に技術が進歩し仕上がりの安定感が増し、ようやく価格設定ができるようになりました。  長澤祐一

現状を正直にお伝えする

以前20年在籍していた百貨店毛皮サロンでよくあったことです。

リフォームに持ち込まれた毛皮をみて「すごく綺麗な毛皮ですね~」「良い毛皮ですね~リフォームでする価値がありますね~」等、歯の浮くような言葉で受注に持ち込むということが当たり前のようにありました。もちろんうちではありません。

実際の毛皮は色焼けしたり皮も硬くなっていたりで、不安の残るものが多々あったかと思います。

その結果、仕上がりでクレームがたくさん発生します。当時私達が在籍していた某日本橋百貨店でのクレーム率は毛皮サロンのリフォームがトップでしたから。

決して自慢できるものではありません。しかし、そうなる理由があるのです。

受注を取りたいがために、状態の悪い毛皮コートを、わ~綺麗なコートですね~といって受注を取るのです。

当然、条件の悪い毛皮コートのリフォームを受けるわけですから良い仕上がりになんかなりません。

しかも、実際に作業する職人さんは、受注の現場事情など分かりませんから、状態の悪い毛皮コートは、元が悪いんだからしょうがないという発想で作業をします。当然ですが良い仕上がりになどなりません。誰も、この状態の悪いコートの責任などとる意識はないのです。

しかし、素人のお客様は、受注を受けるときに、わ~ 綺麗なコートですね、、、と言われてリフォームを依頼するわけですから、素人でもわかる仕上がりの悪さに怒りが頂点に達します。

仕事のなかでは良くある話なのですが、それで高いお金を取られるお客様はたまったものではありません。私達も同じスペースにいる同業者ですので、黙ってみているしかないのです。

毛皮を本当に知る人間がこの仕事場に何人いるのだろうか?と疑問に思うことがありますが、現状仕方のないことなのです。何かのきっかけで出会うことが出来れば良いのですが、なかなか出会うことができません。

顧客獲得という意味では,このブログを読んでもらうしかなく、あまりに非効率的であり、かといって今のパターンを変えていこうとも思ってないのです。しかし、困っているお客様と出会いたいとも思うのです。

なかなかうまく出会うことができませんが、出会ったときには精一杯のことをしたいと思います。

長澤