毛皮コート(レットアウト)の型張り
今日はフルレットアウトしたコートの型張りの写真を載せてみようと思います。素材はロシアンセーブル・ヘビーシルバリー(Russian Sable Coat for heavy silvery)です。
一昨年、くらいに二点作ったうちの一点です。着丈は多分95~100cmくらいだったかと思います。セーブルの原皮、特にワイルドは傷が多く、傷を綺麗にロスなく抜いてレットアウトをするのですが、結構苦労します。 (さらに…)
今日はフルレットアウトしたコートの型張りの写真を載せてみようと思います。素材はロシアンセーブル・ヘビーシルバリー(Russian Sable Coat for heavy silvery)です。
一昨年、くらいに二点作ったうちの一点です。着丈は多分95~100cmくらいだったかと思います。セーブルの原皮、特にワイルドは傷が多く、傷を綺麗にロスなく抜いてレットアウトをするのですが、結構苦労します。 (さらに…)
今日は久しぶりにチンチラの原皮の話です。写真が小さいので残念ですが、とにかく見て頂ければ最上級の美しさがお分かりになると思います。
本当に狂ったように綺麗なデンマーク産の原皮です。ブラックベルベットではありません。そして、値段もしっかりしています。そう簡単に手に入るレベルではありません。 (さらに…)
今日は、バッグの保管について書いてみます。
アトリエでも、すべてのものではありませんが、保管をうけたまわることがあります。例えば、お直しが発生して、そのままシーズンまで保管するというようなこともある訳です。
今日は、アトリエで作ったバッグが戻ってきた時に、当然、商品チェックをし、クリーニングをしてさらに、長期保管をする場合のことを書いてみます。
下の写真をみればすぐにわかると思いますが、バッグによっては形が崩れていないという条件が、とても大事なものもあります。 (さらに…)
今日は、“整理整頓”というありきたりな語句について書いてみます。
一般的に、やっているのが整理整頓に見えて、整列というのが多いのです。私の「整理整頓」と「整列」の違い(定義)みたいなものは・・
整理整頓:あるべきところにある
整列:ただ綺麗にならんでいる
かなり、違いがありますね。(本当は、かなりどころか、とんでもなく違います☆笑)
私もなかなかこの本来の意味の整理整頓ができずに苦しんでいます。仕事の作業もデータも、もう膨大過ぎてしまって。
データについていえば、最初のフォルダの切り分けを間違えると、のちのち大変なことにもなりますし、道具や生地在庫、付属在庫などもそうです。 (さらに…)
今日は、ミシン針の針先を研ぐ(その2)の続編として、毛皮用で使う三角針について集中して書いてみます。
前回、グラインダーで研ぐと書きましたね。最近、家内の意見を聞くと、少し訂正をしないといけないと感じました。
三角部分の針先も研いだほうがいいというように書いてありますが、男性と女性では指の力が違うようで、女性は、三角部分を研ぐことで、皮を切って進んでいくことがしにくくなり、ザクッという刺さり心地がなくなり、丸針と同じ、ヌルッとした刺し心地になるようで、それが刺さりが悪いと感じるようです。
三角針は、表面を削ってあるぶん錆びやすいこともあり、私はグラインダーで研ぎますが、それが、女性には刺さる感じが鈍くなると感じるようです。 (さらに…)
今日は、稀少な日本産のメスミンクについて書いてみます。私がこの国産のメスミンクを使って感じたことがひとつあります。今では、国産ミンクに価値があるとは、この業界でも言われることはありませんね。それくらい生産量も品質も海外のものとは比べ物にはなりません。
そのかわり、ひとつだけメスミンクに良い特徴があります。今はアメリカのショートナップや、それに続けとばかりにデンマーク産のミンクもショートナップになりつつあります。 (さらに…)
今日は珍しく商品のこと書いてみます。このブログでは、どちらかというと一般の方には難しく面白くないことを書いていることが多いですが、今日は真っ白なバッグのことです。 (さらに…)
今日は以前当ブログで書いた>Dropbox プロ(個人ユーザー向け)の使い勝手で、最近判明したことを少し訂正をしようと思います。
以前からも会社で使うHPのZ1というワークステーションが重く感じることがあったのですが、ドロップボックスプロの導入後、特に重く感じることが多くなりました。 (さらに…)
今日は前回の当ブログ記事「シェアードミンクコート(Sheared Mink Coat)の仕上がり(1)」の続きで、アームホールを縫ったあとの袖山の縫い目の仕上げについて書いてみます。
そう言っても、たくさん書く事はありません。上の写真を見てもらうと最初のものは袖付の山の部分の縫い目が少し溝になっているのがわかりますね。
これは、袖付で通常の縫い目よりも少しだけ厚くミシンをかけることもあって、毛の根元を縫い込むことで溝が深くなりやすいのです。
これを仕上げると下のような状態になります。汚い、深い溝が80%くらい消えています。この技術は残念ながら、私のところでしか今現在も仕上げることができません。 (さらに…)
本日は前回書いた「シェアードミンクコート(Sheared Mink Coat)の仕上がり(1)」の続編として「刈毛の表面の仕上げ」について書いてみます。
刈毛は私のところでは、ニチロ毛皮㈱マルコ工場さんでやって頂いています。上の写真はマルコさんで刈っていただいたものです。
刈毛の表面も拡大してみると意外に凸凹しています。刈毛する前工程で回転アイロンをかけるのですが、これはかなり難しいのだろうと想像ができます。 (さらに…)